建築物紹介:その10「旧唐津銀行」
今日の建築物紹介は同じ佐賀県の「旧唐津銀行」です。
こちらは、辰野金吾博士設計というわけではないのですが、ゆかりの地としてご紹介しています。
設計は辰野金吾博士のお弟子さんの清水組の田中実氏で、辰野金吾博士が監修したといわれています。
(当時の模様)
旧唐津銀行本店は、明治45年(1912年)3月に竣工した煉瓦造、地下1階、地上2階の洋風建築物です。
建築デザインは、イギリスのクィーン・アン様式を日本化した「辰野式」と呼ばれるもので、外壁は赤煉瓦調の化粧タイルと白い花崗岩で化粧をし、天然スレート葺の屋根の上に尖塔を載せて王冠のように強調しているのが特徴です。
この旧唐津銀行は、明治18年に設立され、明治45年に本店が現在地(唐津市本町)に移転新築されました。
その後、他の銀行との合併・統合を経て佐賀銀行となり、唐津市本町にある建物は、佐賀銀行唐津支店として平成9年2月まで利用され、同年4月に唐津市に寄贈されました。
(保存整備後の模様)
現在、唐津市で保存整備工事がなされ、本館の保存復原がほぼ終わり、創建当時の姿を取り戻しています。
平成23年3月には付属棟や敷地内の駐車場などを備え、一般公開される予定となっています。
(内部の模様、いずれも画像提供:唐津市観光課)
ちなみに唐津市では明日(1月25日13時より)、「赤レンガと辰野金吾」と題したシンポジウムが開催される予定です。
なんといっても唐津市は辰野金吾博士の生誕の地でもありますから。
唐津市と連携しながら、盛り上げていければと思います!!
こちらは、辰野金吾博士設計というわけではないのですが、ゆかりの地としてご紹介しています。
設計は辰野金吾博士のお弟子さんの清水組の田中実氏で、辰野金吾博士が監修したといわれています。
(当時の模様)
旧唐津銀行本店は、明治45年(1912年)3月に竣工した煉瓦造、地下1階、地上2階の洋風建築物です。
建築デザインは、イギリスのクィーン・アン様式を日本化した「辰野式」と呼ばれるもので、外壁は赤煉瓦調の化粧タイルと白い花崗岩で化粧をし、天然スレート葺の屋根の上に尖塔を載せて王冠のように強調しているのが特徴です。
この旧唐津銀行は、明治18年に設立され、明治45年に本店が現在地(唐津市本町)に移転新築されました。
その後、他の銀行との合併・統合を経て佐賀銀行となり、唐津市本町にある建物は、佐賀銀行唐津支店として平成9年2月まで利用され、同年4月に唐津市に寄贈されました。
(保存整備後の模様)
現在、唐津市で保存整備工事がなされ、本館の保存復原がほぼ終わり、創建当時の姿を取り戻しています。
平成23年3月には付属棟や敷地内の駐車場などを備え、一般公開される予定となっています。
(内部の模様、いずれも画像提供:唐津市観光課)
ちなみに唐津市では明日(1月25日13時より)、「赤レンガと辰野金吾」と題したシンポジウムが開催される予定です。
なんといっても唐津市は辰野金吾博士の生誕の地でもありますから。
唐津市と連携しながら、盛り上げていければと思います!!